計算の順序の一例

●TWZAIRAI・TWHINKAKU計算メニュー 　　データが揃っておれば「一貫計算」する
　　令46の検討
　　　耐力壁の仕様　　耐力壁の配置と有効壁長Ldの算定　　見付面積の算定　　床面積の算定　を行い
　　　令46に定める壁量の算定　を行う
　地震力の検討
　　地震力（設計条件により風圧力）算定のためのデータが設定されていること
　耐力壁長さの検討


●J-WOOD・TWWOOD計算メニュー

★基本的計算順序
　多くの項目が関連しますので一般的順序です 　1.壁量の確認
　　令46の検討　地震力の検討　耐力壁長さの検討　梁上耐力壁の低減係数の検討　で壁量を確認する

　2.軸力・金物一貫計算 　　大きな引き抜きが起こらないか確認

　3.不適当な結果であれば「耐力壁配置」「柱梁配置」などを変更して繰り返し計算

○令46の検討
　　耐力壁の仕様　　耐力壁の配置と有効壁長Ldの算定　　見付面積の算定　　床面積の算定　を行い
　　令46に定める壁量の算定　を行う
　　耐力壁の上下には「梁」が必要です
　　令46では梁上の低減係数を考慮しませんがデータチェックのため梁必須とします

○地震力の検討
　　地震力算定・風圧力算定のためのデータが設定されていること 　　耐力壁およびその支持材（梁・片持梁・柱）のデータが設定されていること 　　設計条件により偏心率を考慮する
○耐力壁長さの検討
　　では、梁上耐力壁の低減係数を考慮した検討を行うので耐力壁の支持材（梁・片持梁・柱）が設定されている必要があります


○梁上耐力壁の低減係数の検討
　　「梁」が設定されている必要があります
　　現在の設定樹種・断面で低減係数の検討を行います
　　低減係数が小さい場合、断面を変更して繰り返し計算を行う

○水平構面の検討
　　梁上耐力壁の低減係数を考慮した耐力壁長さの検討
　　地震力・風圧力算定を行い、水平構面の検討を行います
　　壁線間隔が影響する 　　不適当であれば水平構面剛性を変更または壁線を追加する
○鉛直方向軸力算定
　　鉛直荷重データ「床」「バルコニー」「屋根」が設定され、その支持材「梁」、またその支持材「柱」が設定されていること
　　軸力・金物一貫計算による方が簡易
○水平時軸力算定
　　地震力算定のためのデータ「地震床」「地震バルコニー」「地震屋根」「外壁」「手摺」
　　「風圧力」データ「耐力壁」データその支持材「梁」「柱」が設定されていること
　　軸力・金物一貫計算による方が簡易
○軸力・金物一貫計算
　　鉛直方向軸力・水平時軸力算定に必要なデータ
　　鉛直・水平時軸力を同時に計算し、柱頭柱脚金物の選定を行う
　　大きな金物が必要なら耐力壁の配置を再検討する

○部材計算
　　柱
　　梁
　　根太・垂木・母屋
　　柱接合金物
　　基礎
　　土台の検討

根太・垂木・母屋と土台の検討を除き、部材・荷重データ・設計条件などが変更されると軸力や負担荷重が変化するので無効設定されるの軸力計算から再度実行する必要があります

部材計算が不適当であれば関連項目の修正をして繰り返し計算する

　データ作成手順　を参照ください